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No.35 議会だよりはこれだけ変わった。意欲があれば変えていける議会広報紙の方法「データ分析とアウトプット」

ここが変わった、議会だより「データ分析」

実は議会だよりは広報広聴委員会のメンバーが変わるたびに色々変わってきています。原稿を書くことも多く、最後まで印刷業者とレイアウトなどの打ち合わせも行うのが、委員長なので、思いが反映されやすい感じがします。
完全オリジナルというより、過去の広報紙をみて「これ、良いな」と思った取組みを今回復活させたり、再度使用した内容もいくつかあります。
ではスタートです。

自分の経験をノウハウに変えGIVEしている山口大輔こと「だいちゃん」です。

GIVEを習慣化するプレゼンターとして2021年から本格的に活動中です。

委員長になった時に、過去8年間に遡って議会だよりの構成を調べました。理由は変更するためのエビデンスですね。
過去に全くないものを作るのか。それとも過去に例があったものを実行するのかでは、その後のロジックが変わってきます。
なのでまずやった事がこういったデータ分析でした。

これ議会だよりに限らず全てに言えますが、過去のデータを整理するのは基本中の基本だと思います。

それと再確認したのは自分たちの活動意義。なんのために委員会ができているのか。その活動の趣旨が何かを再確認です。議員が作った東かがわ市議会基本条例にその内容が書かれていました。

(市民参加及び市民との連携)
第5条 議会は、議会の活動に関する情報公開を積極的に努めるとともに、市民に対する説明責任を十分に果たさなければならない。
2 議会は、本会議、常任委員会、特別委員会等の運営に当たり、参考人制度及び公聴会制度を十分に活用して、市民の専門的又は政策的識見等を議会の討議に反映させるものとする。
3 議会は、市民、市民団体等との意見交換の場を多様に設けることができる。
4 議会は、重要な議案に対する各議員の態度を議会広報で公表する等、情報の提供に努めるものとする。
5 議会は、前項の規定に関する実効性を高める方策として、全議員の出席の下に市民に対する議会報告会を年1回以上開催する
6 議会は、前項の議会報告会において市民の意見を聴取し、議会運営の改善を図るものとする。

今の現状がもしかしたら種子とは別のことをしている可能性だって大いにあります。だからこそデータ分析をして基準をしっかり確認する作業が必要なんですね。

ここが変わった、議会だより「アウトプット」

アウトプットの手法として、委員会でよく取り入れたのがファシリテーションの技法でした。意見お言い合いや調査など自分が取得しているファシリテーターのスキルが役に立ちました。
あとアウトプットは頭の中ではなく、言語化、文書化することでブラッシュアップができるのでこんなものも作ってみました。

プレゼン資料
https://daisuke.yamaguchi.jp/wp-content/uploads/2021/01/aae8c5ea7731dc27f67149f9de109a91.pdf

誰に見せるわけではありません。ただのアウトプットとプレゼンの資料作りの練習ですw
こんなことを作りながら、いつも頭の中を整理しています。

2年後のビジョンも作ってました

実は委員長になった時にこんなビジョンも作ってました。ビジョンもないのに活動をするのは好きじゃありません。ということで作っていたのが下の2つ。

  • 高校生と連携した紙面作り
  • 広報紙改革を完成させ、議会視察を積極的に受け入れる

残念ながら1つ目はコロナにより断念。校長先生と面談まで行ったんですが、コロナウイルスの関係もあり実現に向けて打ち合わせやプレゼンをしに行くまでができませんでした。
2つ目は自分が目指した到達点まで行かないことが判明したのでこれも結果は未実施。好きにさせてくれたら各地の議会頼りのいい所を網羅した新しいものができたかもしれませんが、多数決の世界。なかなかそう思い通りにはいきません。

ただそれでも土壌作りまでは進めたのであとは次の方に託すとします。

本音を言えば・・・

これから毎回同じことを言うと思いますが・・・

もっとがっつりと変えたかったんです!


委員会でもかなりの意見や疑問を受け、抑えて抑えて出来たのが皆さんのお手元に届いた現物です。
自分の広報誌ではないのですし、協議して作る物なのでそこは自重しています^^;

本当は約2年かけて少しづつ変化させたことなんか、最初っから出来たんです。
あとはその検証をしながら良いものに変えていく作業がしたかった・・・

民間企業のプロジェクトチームなら当たり前に出来ることが、出来ない場所もあるんだなと感じています。

でもこんな発想についてきてくれて、時には応援し、時には急ぎすぎだと手綱を引いてくれた委員の皆さんには今は感謝でいっぱいです。

その時世界が違って見えた。広報が変われば議会が変わる

1期生の時、東京で受けた研修で衝撃を受けました。それがこちら

今の議会広報は、議員が言いたいことだけ書く紙面になっている。
それでは誰も読もうとは思わない。
読むのは政治に関心がある人だけで、新しい層には絶対に届かない。
一番公的で多くの人に届く広報紙を、本気で読んでもらうものにしていくことが最大の議会改革だ!

この通りの言葉ではなかったですが、僕の耳にはこう変換されて聞こえてきました。

徹底的な相手目線、読者目線。

  • 知りたいのは委員会名ではなく、話し合った内容だ
  • 話したことはどうでもいい。結果を受けどうしていこうかが重要
  • 過去の情報ではなく、未来の展望
  • 人は文字から読まない。写真とタイトルをみて興味がなければ去っていく
  • 読者に想像の余地を。そのためには文字ではなく余白が大切

この他にも色々説明を受けました。議会だよりで採用されなかった考えをブラッシュアップして行ったのが今の僕の広報紙です。これからも改革は続けて行きます。


この後も有料セミナー(参加費は自費)や先進地の視察に訪れさまざまなものを吸収してきました。

個人をどれだけ知ってもらっても何も変わりません。議会という政治の場所をみんなが理解してくれなければ、この業界に未来がないからです。
大好きな議会という場所をもっとみんなに知って欲しい。
仲間たちがこれだけ頑張ってるんだよというのを、一番公平に広く届けられるのが議会だよりだと思ってます。

あと1号。
しっかりと作って次に委ねて行きます。
まだいくつか連載して行きますが、最後に、もっとしてみたかったこと、そして諦めた思いを書く予定です。広報紙シリーズお楽しみに(^^)

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ABOUT US
山口だいすけ現役介護職議員
 政治家はいつから子どもたちがなりたくない職業になったのでしょうか。
政治家と言われて頭に浮かぶのは不正、
汚職、お金に汚い、年寄りが多い・・・多くはこんなイメージだと思います。
私は政治家のビジョンとして

『子どもの将来の夢第1位が「政治家」になる』

を掲げています。この夢を実現するために、子どもたちが憧れるような姿を見せ続けるだけでなく、大人たちに対してもう一度、政治家に対する信頼を取り戻す必要があります。
 そのためにも「真摯であること」を活動の軸とし、行政と市民を繋ぐかけ橋になるため『課題分析・実践・改革』を心がけていきます。
 山口だいすけは、全ての人が「笑顔」になるため3つの「楽しさ」を創る「三楽創造〜自分が楽しく、みんなが楽しく、未来が楽しい〜」を人生のミッションとし、政治家のビジョンを叶えるため働き続けることをお約束します。