ここが変わった、議会だより「特集」
実は議会だよりは広報広聴委員会のメンバーが変わるたびに色々変わってきています。原稿を書くことも多く、最後まで印刷業者とレイアウトなどの打ち合わせも行うのが、委員長なので、思いが反映されやすい感じがします。
完全オリジナルというより、過去の広報紙をみて「これ、良いな」と思った取組みを今回復活させたり、再度使用した内容もいくつかあります。
ではスタートです。

誌面の関係で毎回はできていませんが、基本的に特集ページを作っています。
- 議会として伝えたいこと
- 市民の方が興味を持っていそうな事
この辺を切り出して紹介するんですが、結構難しい作業です。僕が本気で提案するとまぁ間違いなくストップがかかります(笑)
誌面レイアウト(文字や組み合わせ等)もそうですが、内容がね・・・
個人的に議会のタブーに切り込んでいくってのをやってみたいんですが、賛成がなかなか得られなくて(⌒-⌒; )
でも表紙と組み合わせることで、言いたいというイメージだけは伝わればいいなと思って作っています。下の写真の特集ってあおり文書を入れる感じです

既存コンテンツの組み合わせ
無理して特集を作る必要はないと思ってます。当たり前にあるコンテンツを組み合わせることでいろんな表現ができます。これがイノベーションの基本ですね。
このときの号だと

これよくみたら「総務常任委員会」の報告記事なんです。右下に小さく委員会名が書いてあります。

同様にこっちは「民生文教常任委員会」の報告記事。これまでは下の写真中段のような書き方が普通でした。

いつもの報告記事+見せ方=特集が生まれる(イノベーション)
この発想は思考の柔軟化にも役立ちます。
新しいことへの挑戦はまず、今までやってきたことの組み合わせから取り組んでみてください。
本音を言えば・・・
これから毎回同じことを言うと思いますが・・・
もっとがっつりと変えたかったんです!
委員会でもかなりの意見や疑問を受け、抑えて抑えて出来たのが皆さんのお手元に届いた現物です。
自分の広報誌ではないのですし、協議して作る物なのでそこは自重しています^^;
本当は約2年かけて少しづつ変化させたことなんか、最初っから出来たんです。
あとはその検証をしながら良いものに変えていく作業がしたかった・・・
民間企業のプロジェクトチームなら当たり前に出来ることが、出来ない場所もあるんだなと感じています。
でもこんな発想についてきてくれて、時には応援し、時には急ぎすぎだと手綱を引いてくれた委員の皆さんには今は感謝でいっぱいです。
その時世界が違って見えた。広報が変われば議会が変わる
1期生の時、東京で受けた研修で衝撃を受けました。それがこちら
今の議会広報は、議員が言いたいことだけ書く紙面になっている。
それでは誰も読もうとは思わない。
読むのは政治に関心がある人だけで、新しい層には絶対に届かない。
一番公的で多くの人に届く広報紙を、本気で読んでもらうものにしていくことが最大の議会改革だ!
この通りの言葉ではなかったですが、僕の耳にはこう変換されて聞こえてきました。
徹底的な相手目線、読者目線。
- 知りたいのは委員会名ではなく、話し合った内容だ
- 話したことはどうでもいい。結果を受けどうしていこうかが重要
- 過去の情報ではなく、未来の展望
- 人は文字から読まない。写真とタイトルをみて興味がなければ去っていく
- 読者に想像の余地を。そのためには文字ではなく余白が大切
この他にも色々説明を受けました。議会だよりで採用されなかった考えをブラッシュアップして行ったのが今の僕の広報紙です。これからも改革は続けて行きます。
この後も有料セミナー(参加費は自費)や先進地の視察に訪れさまざまなものを吸収してきました。
個人をどれだけ知ってもらっても何も変わりません。議会という政治の場所をみんなが理解してくれなければ、この業界に未来がないからです。
大好きな議会という場所をもっとみんなに知って欲しい。
仲間たちがこれだけ頑張ってるんだよというのを、一番公平に広く届けられるのが議会だよりだと思ってます。
あと1号。
しっかりと作って次に委ねて行きます。
まだいくつか連載して行きますが、最後に、もっとしてみたかったこと、そして諦めた思いを書く予定です。広報紙シリーズお楽しみに(^^)
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