ここが変わった、議会だより「タイトル」
実は議会だよりは広報広聴委員会のメンバーが変わるたびに色々変わってきています。原稿を書くことも多く、最後まで印刷業者とレイアウトなどの打ち合わせも行うのが、委員長なので、思いが反映されやすい感じがします。
完全オリジナルというより、過去の広報紙をみて「これ、良いな」と思った取組みを今回復活させたり、再度使用した内容もいくつかあります。
ではスタートです。
自分の経験をノウハウに変えGIVEしている、山口大輔こと「だいちゃん」です。
GIVEを習慣化するプレゼンターとして2021年から本格的に活動中です。
初期から言い出して、2年近くたってようやく受け入れられた(と個人的に思ってる)のがタイトルの付け方です。
これまで委員会名をタイトルにしていたんですが、どうしても興味が持てなかったんですよね。
正直、委員会の名称に興味ある人ってどれくらいいます?
僕は一貫して、委員会の名前なんか一般の方はどうでもいい。何をどうしてるかの方に関心があると言い続けてきました。委員の方は「名称は大切」と考えている人もいるのでなかなか帰ることができませんでした。
もちろん議論した責任を持つ委員会なので、載せる必要はありますし価値はあります。ただタイトルにする意味がどうしてもわからなかっただけなんです。
皆さんはどうでしょうか?
例えば仮にですが
「民生文教常任委員会」と「学校が大きく変わる!?1年生〜9年生へ」
だったらどっちが気になりますか?
僕なら絶対に後者です。というか前者だったら・・・これが週刊誌出会ったとしたら、委員会のことを知らなければ、開いても読もうと思いません。写真もなかったらもう確実です。
全てではないですが、色々変えてみていいかなって人も出てきたのは事実です。もう任期はあまりありませんが、次の担当者がまた発展させてくれるのを祈るばかりです。
本音を言えば・・・
これから毎回同じことを言うと思いますが・・・
もっとがっつりと変えたかったんです!
委員会でもかなりの意見や疑問を受け、抑えて抑えて出来たのが皆さんのお手元に届いた現物です。
自分の広報誌ではないのですし、協議して作る物なのでそこは自重しています^^;
本当は約2年かけて少しづつ変化させたことなんか、最初っから出来たんです。
あとはその検証をしながら良いものに変えていく作業がしたかった・・・
民間企業のプロジェクトチームなら当たり前に出来ることが、出来ない場所もあるんだなと感じています。
でもこんな発想についてきてくれて、時には応援し、時には急ぎすぎだと手綱を引いてくれた委員の皆さんには今は感謝でいっぱいです。
その時世界が違って見えた。広報が変われば議会が変わる
1期生の時、東京で受けた研修で衝撃を受けました。それがこちら
今の議会広報は、議員が言いたいことだけ書く紙面になっている。
それでは誰も読もうとは思わない。
読むのは政治に関心がある人だけで、新しい層には絶対に届かない。
一番公的で多くの人に届く広報紙を、本気で読んでもらうものにしていくことが最大の議会改革だ!
この通りの言葉ではなかったですが、僕の耳にはこう変換されて聞こえてきました。
徹底的な相手目線、読者目線。
- 知りたいのは委員会名ではなく、話し合った内容だ
- 話したことはどうでもいい。結果を受けどうしていこうかが重要
- 過去の情報ではなく、未来の展望
- 人は文字から読まない。写真とタイトルをみて興味がなければ去っていく
- 読者に想像の余地を。そのためには文字ではなく余白が大切
この他にも色々説明を受けました。議会だよりで採用されなかった考えをブラッシュアップして行ったのが今の僕の広報紙です。これからも改革は続けて行きます。
この後も有料セミナー(参加費は自費)や先進地の視察に訪れさまざまなものを吸収してきました。
個人をどれだけ知ってもらっても何も変わりません。議会という政治の場所をみんなが理解してくれなければ、この業界に未来がないからです。
大好きな議会という場所をもっとみんなに知って欲しい。
仲間たちがこれだけ頑張ってるんだよというのを、一番公平に広く届けられるのが議会だよりだと思ってます。
あと1号。
しっかりと作って次に委ねて行きます。
まだいくつか連載して行きますが、最後に、もっとしてみたかったこと、そして諦めた思いを書く予定です。広報紙シリーズお楽しみに(^^)
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