No.27 議会だよりはこれだけ変わった。意欲があれば変えていける議会広報紙の方法「表紙編」

投稿に先立ち、ご挨拶

過去の記事で紹介した議会だより。

この2年間でどんな風に変わったかをまとめてみました。
実はこの2年前(1期生の時)に副委員長になっていました。そこで疑問や変えたい点を色々整理して言ってたんですね。
当時は委員長でもないので意見を言ってもなかなかその次の行動に移すのが難しかったので、次も絶対に当選して広報の形を変えて行きたいと強く感じました。
だから当選したと同時に、広報広聴特別委員会そしてその委員長に立候補したわけです。

委員長になって過去数年間のデータを分析したり、まとめたものを誰に発表するわけでもないのにパワーポイントでスライド化してみたり・・・あと1号で委員長としての役目も終えますが、ぜひ次の委員長人就任された方の参考になればなと思います。

まとめながら、これは何回かに分けるとブログ記事が浮かばない時に助かることに気づいたので、分割投稿します(笑)

ここが変わった、議会だより「表紙」

実は議会だよりは広報広聴委員会のメンバーが変わるたびに色々変わってきています。原稿を書くことも多く、最後まで印刷業者とレイアウトなどの打ち合わせも行うのが、委員長なので、思いが反映されやすい感じがします。
完全オリジナルというより、過去の広報紙をみて「これ、良いな」と思った取組みを今回復活させたり、再度使用した内容もいくつかあります。
ではスタートです。

写真は基本全面にしました。硬いイメージをできるだけ変えたいというのがねらいです。あとできる限り表紙の写真が特集の内容に関係すように構成しています。

表紙で何?って思ったらページをめくるとその内容が書いてある。

それを目指してみました。
あと16P(A3表裏4枚)しかない薄い紙面なので目次を削除。伝えたい内容だけあおりとして書くようにしました。

中を読まなくてもいい

あえて表紙を広告目的で使ったことがあります。これはかなり反対されたけど押し切ったものです。
(テキストなんかはかなり制限かけられ結果的に、はじけきれなかったのが悔やまれます)

パッとみて読まない可能性が高いのが議会だより。だったらこうすればいい。

読まなくて良いんじゃね?

この時一番伝えたかったのは、議会報告会があること。じゃあ表紙にしてしまえば、読まなくても印象に残るのでは?
山積みで公共機関に置かれてるときに、表紙そのものが紹介チラシになるのでは?

そんな思いで作りました。

読んでくれるもらうものを作る・・・ではなく、目的が果たされるなら、読んでくれることすら手段の1つに過ぎないのではないか。

これが実はビジネスにも必要な視野の転換「逆転の発想」だと思うんですよね。
僕は常に、何かしたという自己満足ではなく、それが誰にどう言う効果をもたらすのか。できればその検証とアクションまでやりたいと思って行動しています。

本音を言えば・・・

これから毎回同じことを言うと思いますが・・・

もっとがっつりと変えたかったんです!


委員会でもかなりの意見や疑問を受け、抑えて抑えて出来たのが皆さんのお手元に届いた現物です。
自分の広報誌ではないのですし、協議して作る物なのでそこは自重しています^^;

本当は約2年かけて少しづつ変化させたことなんか、最初っから出来たんです。
あとはその検証をしながら良いものに変えていく作業がしたかった・・・

民間企業のプロジェクトチームなら当たり前に出来ることが、出来ない場所もあるんだなと感じています。

でもこんな発想についてきてくれて、時には応援し、時には急ぎすぎだと手綱を引いてくれた委員の皆さんには今は感謝でいっぱいです。

その時世界が違って見えた。広報が変われば議会が変わる

1期生の時、東京で受けた研修で衝撃を受けました。それがこちら

今の議会広報は、議員が言いたいことだけ書く紙面になっている。
それでは誰も読もうとは思わない。
読むのは政治に関心がある人だけで、新しい層には絶対に届かない。
一番公的で多くの人に届く広報紙を、本気で読んでもらうものにしていくことが最大の議会改革だ!

この通りの言葉ではなかったですが、僕の耳にはこう変換されて聞こえてきました。

徹底的な相手目線、読者目線。

  • 知りたいのは委員会名ではなく、話し合った内容だ
  • 話したことはどうでもいい。結果を受けどうしていこうかが重要
  • 過去の情報ではなく、未来の展望
  • 人は文字から読まない。写真とタイトルをみて興味がなければ去っていく
  • 読者に想像の余地を。そのためには文字ではなく余白が大切

この他にも色々説明を受けました。議会だよりで採用されなかった考えをブラッシュアップして行ったのが今の僕の広報紙です。これからも改革は続けて行きます。


この後も有料セミナー(参加費は自費)や先進地の視察に訪れさまざまなものを吸収してきました。

個人をどれだけ知ってもらっても何も変わりません。議会という政治の場所をみんなが理解してくれなければ、この業界に未来がないからです。
大好きな議会という場所をもっとみんなに知って欲しい。
仲間たちがこれだけ頑張ってるんだよというのを、一番公平に広く届けられるのが議会だよりだと思ってます。

あと1号。
しっかりと作って次に委ねて行きます。
まだいくつか連載して行きますが、最後に、もっとしてみたかったこと、そして諦めた思いを書く予定です。広報紙シリーズお楽しみに(^^)

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ABOUT US
山口だいすけ現役介護職議員
 政治家はいつから子どもたちがなりたくない職業になったのでしょうか。
政治家と言われて頭に浮かぶのは不正、
汚職、お金に汚い、年寄りが多い・・・多くはこんなイメージだと思います。
私は政治家のビジョンとして

『子どもの将来の夢第1位が「政治家」になる』

を掲げています。この夢を実現するために、子どもたちが憧れるような姿を見せ続けるだけでなく、大人たちに対してもう一度、政治家に対する信頼を取り戻す必要があります。
 そのためにも「真摯であること」を活動の軸とし、行政と市民を繋ぐかけ橋になるため『課題分析・実践・改革』を心がけていきます。
 山口だいすけは、全ての人が「笑顔」になるため3つの「楽しさ」を創る「三楽創造〜自分が楽しく、みんなが楽しく、未来が楽しい〜」を人生のミッションとし、政治家のビジョンを叶えるため働き続けることをお約束します。