みんな知りたい議員報酬

一部で「どうなんや?」と尋ねられた議員報酬。
立候補を決めたとき「議員報酬が欲しくて出るのか?」と聞かれたこともありました。市のHPにも書いてるのでそのまま話すと「高すぎ・もらいすぎ!」という人から、「それでは仕事しよる若いやつが出ようとは思わんだろうな」という人までいろんな方がいました。
そんな報酬関係の情報を、紹介します。

○議員報酬について
報酬:400,000円(この他賞与もありますが、私はまだもらっていないので今回は割愛します)
所得税:△82,900円
この時点で手取りが317,100円となります。
ただ普通の仕事と違って、年金や保険は自分で加入するため次のようにかかってきます。
国民年金:△15,590円
健康保険:△50,000~58,000円程度(妻、子供3人・共働きで妻も社会保険無で計算。保険変わったばかりなので具体的な金額はまだ不明です)

結果として約23万円程度が手取りとなります。ただ通常の仕事と違って、雇用保険も退職金、労災保険もないのでその分を別に代用すると考えると実質20万ちょっとが手元に残る感じです。さらに住民税が引かれるのでこう見ると20代にはもらえていた給与レベルじゃないでしょうか?

○議員年金
よく「年金があるから」と言われていますが、既にその制度は廃止されているため私たちは議員年金なるものは存在しません。今かけている国民年金だけが頼りです。

○政務調査費
ある県で泣きながら県会議員が会見したことで一気に有名になった政務調査費。東かがわ市でもしっかりもらってるんだろうと言われますが、これも存在しません。平成20年に廃止済み。

以上の事から、20万弱の手取りの中から、研修への参加、資料の購入、慶弔費、諸経費(電話、交通費等)を自分で払うので、手取りは10万円台。
ここから子供の学費や習い事、家や車のローンに生活費、光熱費が消えていきます。
しかも4年に一回選挙があるので、人件費や食費、印刷費などかかることを考えてると、賞与は全部選挙や後援会費用として貯金かな?

・・・うん、議員報酬だけでは、生活するのがいっぱいいっぱいで貯金まではできないぞ^^;

若い人が出てくれたらと言われるけど、この現状で出たいと考える人がどれだけいるだろうか。
結局生活を考えると副収入(自営業で一定額の収入がある・不動産収入がある等)があるか、子育てが終わった世代でないと厳しく感じます。

個人的には次の世代が本気で取り組めるよう、報酬を下げるのではなく収入をあげる方向で話をしていきたいです。
ただ報酬を上げるだけではみんな一律アップになりますので意味がありません。
今は増収アップではなく、取り組むことに対する負担軽減が出来ないか考えています。

例えば政務調査費はいらないので、事前申請式で研修や資料購入を行政に申請し、受理されたら実施or購入。その内容について報告書として提出し、全議員だけでなく市民も情報シェア出来る。これなら議員全員がスキルアップするし、市民側も誰が何をしているか見る機会もでるし、同じ実費負担でも意味のあるものになると思うんだけどどうでしょうか?
スキルアップの経費が出るだけでもかなり違ってくるはずです。意欲がある人はどんどん研修を積む。そこまで行けない人もほかの人が参加したレポートを読むことでスキルアップが図れる。
というか、このやり方・・・普通に仕事で出張したら当たり前の事なんだけどね^^;
 
また賞与をもらったら報酬について考察したいと思います。

議員報酬などは市のホームページでも紹介されています。

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山口だいすけ現役介護職議員
 政治家はいつから子どもたちがなりたくない職業になったのでしょうか。
政治家と言われて頭に浮かぶのは不正、
汚職、お金に汚い、年寄りが多い・・・多くはこんなイメージだと思います。
私は政治家のビジョンとして

『子どもの将来の夢第1位が「政治家」になる』

を掲げています。この夢を実現するために、子どもたちが憧れるような姿を見せ続けるだけでなく、大人たちに対してもう一度、政治家に対する信頼を取り戻す必要があります。
 そのためにも「真摯であること」を活動の軸とし、行政と市民を繋ぐかけ橋になるため『課題分析・実践・改革』を心がけていきます。
 山口だいすけは、全ての人が「笑顔」になるため3つの「楽しさ」を創る「三楽創造〜自分が楽しく、みんなが楽しく、未来が楽しい〜」を人生のミッションとし、政治家のビジョンを叶えるため働き続けることをお約束します。