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ケアマネジャー更新研修廃止の訴えについて(まとめ)

いろいろなところで投稿しているので一度まとめページを作りました。
今後動きがあるたびに更新していきたいと思います。

僕の話だけではなく、こんな情報もあるよという内容があれば教えて下さい。

更新研修廃止を訴えてきた経緯

なぜ行動しようとしたかなどはこちらの記事でも語っていますので参考にして下さい。

介護や福祉と言う言葉を使う政治家には全員聞いてほしい、これが現場の声だ!

このままじゃヤバいんです! 介護業界の 闇の深淵 を全ての人に覗き込んでほしい。
いま、ケアマネは国の奴隷にされています。
これからの介護業界の分岐点に今立っています。
理想論と正論という水はもうコップから溢れ出しました。

ケアマネジャー更新研修廃止を訴えようとした理由

今変わらなければ介護保険事業の根幹が崩れていきます。
ケアマネジャーを苦しめている要因の1つに更新研修があります。
質を高めるため更新研修は必要と思いますが、今のやり方は本当に必要なのか・・・
研修を受けるたび参加者と言い合っていましたが、Twitterではそれ以上の苦しみの声が書かれていました。
なんとかしたい。この思いを国民民主党代表の玉木雄一郎代議士に話したり、何ができるか模索していました。

主任ケアマネ更新研修の際にも、問題提起の訴えもあり、県議にも相談したこともあります。
ただ4月の統一地方選挙もあり、それが終わってから本気で動こうと心に決めていました。

これまでの行動と関連する出来事

  • 2022/12/07 主任ケアマネ更新研修を受講終了。その際受講条件緩和を県職員に相談。「本来毎年必要なのを2年にしてあげている」と言われたため、議員職を明かし、選挙後、相談にのってもらっている県議とともに話しを聞きに行く旨を伝える。
  • 2023/01/** Xの投稿を見る。久保さんあくびさんの投稿を見て県外の現状を再認識する
  • 2023/04/23 東かがわ市議会議員3期目当選
  • 2023/05/** 更新研修廃止の情報を集め始める
  • 2023/05/27 社会保障研究会に参加 東京都の議員を中心に開かれた勉強会に参加
  • 2023/08/04 代表選挙の政見にケアマネジャー更新研修が明記される
  • 2023/08/18 サイトを立ち上げアンケートを開始 
  • 2023/09/02 玉木雄一郎氏が代表に再選
  • 2023/09/30 香川に来ていた地方議員からの要望窓口をされている川合孝典参議院議員と面談。提案について話をする
  • 2023/10/05 社会保障研究会で話した内容を公開用にライブ配信実施。

ケアマネジャー更新研修廃止を訴える

頂いた情報をまとめたうえで、更新研修の闇についてもライブ配信で語っています。

動画の流れ

  • 0:02:17▷前説〜自己紹介
  • 0:11:22▷1.ケアマネジャーについて(基礎知識)
  • 0:25:22▶ 資格の扱いが酷い
  • 0:27:16▶ ローカルルールの温床
  • 0:27:56▶ タダ働きの強要
  • 0:33:37▶ 誰でも出来る仕事  3.研修の闇
  • 0:34:55▶ 長い拘束時間と高額な料金
  • 0:39:27▶ 都道府県で違う受講料金
  • 0:40:59▶ 研修はいつでも受けられない
  • 0:41:28▶ 主任ケアマネ取得の格差
  • 0:45:50▶ 講師のパワハラ
  • 0:47:18▶ 理想論の押しつけ
  • 0:49:04▶ 何があろうと休めない <<ここだけでも見てください>>
  • 0:58:45▷4.介護業界を守るため求める3つの提言
  • 1:02:27▷5.最後に
  • 1:09:34▷チャットの質疑応答 【ケアマネの声を求めています】 一人ひとりの思いをこちらにお寄せください。 過去に頂いた声を全て掲載しています。
  • 2023/10/14 ケアマネジャー更新研修(専門Ⅱ)を受講終了
  • 2023/11/08 ケアマネジャーが国家資格であると厚生労働大臣大臣が答弁(下記参照)
  • 2023/11/14 議員会館を訪問。正式に川合孝典参議院議員に提案書を提出する。合わせて社会保障調査会長の田村まみ参議院議員、厚生労働委員の田中けん衆議院議員、玉木雄一郎代表に提案書を手渡す
  • 2023/12/13 政治と介護を紡ぐ会で国会議員、厚生労働省職員とともに意見交換を実施(下記参照)
  • 2024/02/20 株式会社人とくらしラボ 代表取締役川畑誠志さんと議員会館を訪問。訪問介護の単位改正、能登半島を中心とする介護障害施設の維持についてを含む陳情を行う
ケアマネジャー更新研修の廃止、負担の軽減

現在、ケアマネジャー(介護支援専門員)業務に従事するためには5年毎に研修を受ける必要があります。研修内容は都道府県によりばらつきがあり、長時間の研修や研修費用等は受講者に大きな負担が強いられます。そのため、ケアマネジャーの更新研修を廃止します。また、現在の都道府県主体の体制を見直し、全国一律でケアマネジャーの質の確保を図ります。

▶いまここ

国家資格としての位置づけ

国の様々な文書で国家資格と書かれていますが、証明者は都道府県知事で、中身が全く伴っていない資格と言われています。
ローカルルールや受講基準、料金など全てかバラバラな資格を、国家資格化することで全国統一に向けて動けないか考え、党に提案していきました。

結果として既に国家資格であるという明確な答弁を受けたことで、総務省や文部科学省が示す国家資格一覧の扱いで間違いない事実がわかりました。
今後は国家資格であることを前提として更新研修廃止に向けた協議を進めていきたいと考えています。

ここではそんな活動の結果得られた情報や、各省庁の情報を掲載しています。

厚生労働大臣の答弁

2023年11月8日の厚生労働委員会で、国民民主党の田中健代議士によって以下の質疑が行われました。

第212回国会 厚生労働委員会 令和5年11月8日

田中(健)委員 ケアマネジャーというのは介護保険を使った事業でありますけれども、これは国家資格ではないんでしょうか。まず、お伺いします。

武見国務大臣 ケアマネジャーは業務独占や名称独占とはなっておらず、また、都道府県が管理する資格となっておりますけれども、介護保険法に位置づけられた資格でございます。このため、法律に規定された国家資格に位置づけられているものと承知をしております

出展:衆議院>立法情報>会議録より

厚生労働省-老健局からの文書回答

超党派でつくる介護福祉を考える団体「政治と介護を紡ぐ会」が呼びかけ、国会議員、厚生労働省職員を交えた意見交換会が2023年12月13日に議員会館にて開催されました。

当日の意見交換後後に回答が文書で返ってきました。その中の1つに国家資格に対する質疑答弁も有りました。
回答者の所属、氏名、連絡先も掲示されている正式な文書です。

2023年12月13日 議員会館での意見交換・陳情

総務省の見解

総務省のホームページに掲載されてある国の威嚇制度一覧に、介護支援専門員が国家資格と掲載されています。
平成22(2010)年7月1日現在の資料ですので、少なくとも14年以上前から総務省は国家資格と位置づけていたのがわかります。
出展:総務省ホームページ

文部科学省の見解

この文部科学省の資料は平成15(2003)年1月1日現在のものになります。介護保険法が施行されたのが2000年ですので、施行3年目には既に文部科学省が国家資格と位置づけていたのがわかります。
出展:文部科学省ホームページ

国家資格に関する感想

以上のことから介護支援専門員(ケアマネジャー)が国家資格に位置づけられていることが複数の省庁の資料から確認されます。
2023年11月に改めて所管の厚生労働省の確認も取ることが出来ました。
今後は国家資格である(ただし中身は全く伴っていない)という前提のもと、行動していくつもりです。

また一部で話されている「准看護師」も正式に国家資格と位置づけられていることがこの資料からも確認することが出来ます。民間のサイトによると准看護師は国家資格ではなく、都道府県地位の発行する免許だという記載も数多く見られます。ただし国のサイトでは明確に国家資格に位置づけられています。
このように国家資格と国が位置づけているにも関わらず公的資格のような扱いになっている点はケアマネジャーと似ているのかもしれません。

最後に研修は必要です

山口、日和見やがった!

そんなことを言われそうですが、僕は最初から研修は必要という立ち位置です。
介護保険に関すること以外におおよそ社会を構成する全ての情報に精通し、様々なスキルを持ちつづけないといけないかつ一生涯ブラッシュアップし続けるべき職種だと思っているからです。
事実、社会資源の確率などいちケアマネでは難しいのでどうしたらと思っていたら立候補して議員になってました。社会資源の確率という研修で学んだことをより実現するためには議員になるのだって必要だと思ったからです。

ではなぜ、更新研修を廃止と訴えているのか。
そこには2つの理由がります

更新研修廃止はケアマネジャーからあがったのニーズの1つ

Twitterで何人もがつぶやいていました。その中で特にお二人の思いが胸に刺さりました。
私だけの感覚ではなかったんだ。
これがニーズであればニーズを充足するためにアセスメントして考えていかなければいけない。
そう思いメールフォームを使って情報を集めていきました。
本当にこれはニーズなのか、それともしたくないだけなのか。
ケアマネジャーである以上、ニーズの裏に隠れたものをアセスメントしていくのは必須です。

そうやって見えたことが研修は必要と思うが、更新(研修)は不要だというものでした。

だったらニーズを叶えるために長期・短期目標、サービス内容を考えモニタリングしていかなければいけない。
こうやって更新研修廃止がそもそものニーズなのかどうか検討することから始めたんです。

更新研修がかかえる矛盾(闇)を正さなければいけない

質を保証しなければとよく言われるけど、本当に質はあがっているのか。
狙いと実践と実証というKPIが見られていません。
少なくても受講者側にその効果が感じられていない。または感じさせられていないのがこの更新研修の大きな問題です。

そして研修内容。
一般の方から質を保証する研修受講が嫌ならケアマネをすべきでないとお叱りを受けたことがあります。

ただ渡されたPDFを音読するのを眺め続けるオンデマンド研修。考えてみようとその後何もない音も動きもなくなった画面をただ5〜15分見続ける、時々出てくる小テストは満点を取るまで繰り返されるものの、問題が少なく何度か適当に押していたら回答がわかってクリアできるクリックゲーム。
これが数万円を支払って行う研修の中身です。

きつい言葉で書くと「こんなのムダじゃね?」です

正直室の高い研修を実施したという成果だけを求めて行っているものに過ぎないと感じています。
この他にも色々あります。

そして出席の厳格化。
親が死んだくらいで休めない。休んでもいいけど次回また一からお金を払って受けてくださいという結果になります。
子供が熱を出した。
利用者さんから緊急エマージャンシーがはいった。

そんなの関係ない。はいまた次回ね!

僕はこういった仕組みそのものが、やった感を出すためだけの形骸化したものになっていると強く感じています。
だから研修は必要だけど、無意味な形だけのものになっている更新研修は廃止してしまえばいいと考えています。そもそも更新性は必要なのかという考えもありますが、まずはいま出てきたニーズとは別に考えるべき内容と思ってます。
ニーズを良く似てるからと一緒にするのは違うと質の高い更新研修で学びました。
だからここは分けて考えていきます。

そのうえで、既存の更新研修のあり方はなくすべきだと考え今後も訴え続けていきます。

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